ヨコに読みます
「なんで俺のこと誘ったの?」「いつもと一緒が良かったんだよ」 同級生のアルとミロは、家が隣で幼なじみ。 素直で正直者のミロに対し、アルはいつも飄々としていて何を考えているのかわからない。 けれど不思議と、二人はずっと一緒に過ごしてきた。 ホリデーシーズンを間近に控えたある日、 ミロはアルから二人きりでの旅に誘われる。 突然の誘いに戸惑いはあったものの、断る理由もなく快諾するミロ。 ――行き先もわからないまま始まった旅の目的地は、幼い頃に家族ぐるみで訪れた場所だった。 理由を聞いてもはぐらかしてばかりのアルは、何か隠し事をしているようで…。