ヨコに読みます
「君のことが、必要になったみたいだ」 貧乏ながらも両親に愛されて育った子爵令嬢・イエリーは、 家が抱えた莫大な借金を帳消しにする条件として 恐ろしい噂の絶えない公爵家の令息と結婚することに…。 しかし公爵城に入った彼女が目にしたのは、 魔獣討伐を終えて傷だらけで帰還した夫・ザカリーと そんな息子を""怪物""と呼び冷たくあしらう公爵の姿だった――! 血まみれで息も絶えだえな夫を放っておけず、 一人で懸命に手当てと看病にあたるイエリー。 すると、とげとげしかったザカリーの態度が一変して――!?