ヨコに読みます
跡を継ぐ兄や病弱な妹と幼い弟と違い、 手のかからない第2子への親の関心は微々たるもので、 常に我慢を強いられて育ったカリナ。 そんなカリナには、描いた絵に生命力を吹き込める能力があり、 家族へ無償の愛を求めることをやめ、絵に没頭し始める――。 だが、その才能は生命力を代償に起こす「奇跡」であり、 気づいた時には既に遅く、身体がむしばまれ 長くても1年と余命宣告を受けてしまう! 残りの人生は、ありのままの自分で生きたいと家を出ることを決意し、 唯一、「私」という人間を見てくれた婚約者のミリアンの元へ旅立つが…? 今を生きる脇役令嬢の儚くて切ないピュアラブストーリー!