「出来損ない」と蔑まれ、聖堂を追放された元聖女 ベルベッタ。街から遠く離れた村でひっそりと暮らしていたが、ある日、この国の王子であるルシフェロと出会う。国中の聖女を訪ね、今までにない強い力を持つ者を探しているというが、ベルベッタは聖女に備わっているはずの奇跡も魔法も使えず、規格外の怪力を持つだけ。諦めて帰ろうとしたルシフェロだったが、この世界で聞くはずのない「心理」という言葉を発したベルベッタに興味を持ち、王城に招くことに。 「あなたは『前の世界』で何をしていた?」「わ……私は……か、カウンセラーをしていました」 王家の抱える問題や密かに蠢く悪意に立ち向かう落ちこぼれ聖女と訳アリ一途な王子のヒーリングファンタジー。